喫煙と心臓

喫煙と心臓

タバコは灰に悪いとか、心臓に悪いって話を中学だったか、小学校だったかの保険の時間に習ったような気がします。イトミミズが悲惨になっている写真などを見せられてタバコの怖さを教えられたような気がします。煙草を吸ったら心臓はどうなるのでしょうか?

 煙草の煙には4000種以上の化学物質が含まれている。ベンツピレンなどの発ガン物質もあるが、心臓に最も大きな影響を与えるのは煙草の主成分のニコチンと煙の1?4%を占める一酸化炭素である。

 a.ニコチン
 煙草1本でニコチンは、気管支と肺胞の粘膜から約90%が吸収される。その量は平均して1mgで、大人の致死量は、体重1kgに尽き1mgである。
 体内へ入ったニコチンは、心筋や血管の交感神経を刺激して心臓の仕事量を増やす。
そのため煙草を吸った後は脈拍数が多くなり、血圧が上昇する。
 またニコチンは血液を固める力がある。
傷口を塞ぎ出血を止めるのは血小板の働きであるが、ニコチンはこの血小板の凝固機能を高める作用がある。血小板の凝集能が強くなると、血液はかゆ状になり、血液が固まりを作って血管を塞ぎやすくする。冠動脈に血液の固まりが詰まるのが心筋梗塞である。

 b.一酸化炭素
 肺に吸い込まれた一酸化炭素は、血液中のヘモグロビンと結びつく。一旦一酸化炭素と結びついたヘモグロビンは、酸素と結びつくことが出来ない。煙草1本の一酸化炭素で、ヘモグロビンの酸素を運ぶ能力が20%も低下する。そうすると、酸素を待っている臓器は酸素不足になる。

 c.煙草とHDLコレステロール
 煙草の本数が増えるに従って、HDLコレステロールが低くなる傾向がある。心疾患で死ぬ人は、毎日煙草を吸う人の方が吸わない人の約1,7倍も多い。1日の本数が増えるほど、心疾患で死ぬ率は高くなる。また煙草を吸い始める年齢が早ければ早いほど、死ぬ率が高くなる。


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