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退行性病変1

  退行性病変
・退行性病変のメカニズムは何らかの原因による物質代謝障害であり細胞・組織の機能低下によりやがて萎縮・変性・壊死に陥る

  萎縮(アトロフィー・ディストロフィー)
ギリシア語でア、ディスは否定の接頭語で、トロフィーは、栄養・成長を表す言葉。
 萎縮:臓器・組織の容積は減少し、機能は、低下する。物質代謝の障害により起こる。
 基本的に人体の臓器・組織は年齢とともに全て萎縮する。


 萎縮の種類と性状
 ・単純萎縮:個々の細胞が小さくなる萎縮
 ・数的萎縮:細胞の数が減少する萎縮
  通常は、両者混在していることが多い

 真性萎縮と変性萎縮
 ・真性萎縮:単純・数的萎縮のみ見られる萎縮
 ・変性萎縮:萎縮した細胞の変性を伴うもの

 偽性肥大と増殖萎縮
 ・偽性肥大:機能的には萎縮しているが間質細胞(結合組織)などの増殖により肥大しているように見えるもの。
  例:進行性筋ジストロフィー症の下腿三頭筋
 ・増殖萎縮:萎縮した周りの細胞が機能を補おうとして増殖するもの。(臓器単位で見ると萎縮と増殖が混在する)

 能動性(原発性)萎縮と受動性(続発性)萎縮
 ・能動性萎縮:萎縮した細胞に原因がある萎縮
 ・受動性萎縮:何らかの理由で萎縮させられている萎縮

 低形成性萎縮と吸収性萎縮
 物質代謝には同化・異化がある。
  同化:酸素・栄養を取り込む
  異化:不用物質を排出する
 ・低形成萎縮:同化がうまくいかないのが原因と思われる萎縮
 ・吸収性萎縮:異化がうまくいかないのが原因と思われる萎縮
  ほとんどの場合、両者混在するが、ただし、ホルモンの分泌異常の時は純粋なものが見られることがある。

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