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血栓症・塞栓症・梗塞

血栓症・塞栓症・梗塞

 梗塞は結果を示す言葉で、血栓・塞栓は原因を示す言葉
・梗塞:虚血により組織が壊死した状態
 即死につながるのは、脳梗塞・心筋梗塞である
梗塞を起こす原因として
・血栓:血管内で、血液が凝固した状態
  高血圧・高脂血症などが原因の動脈硬化の場所に見られやすい
・塞栓:上流から流れた何かが血管に詰まる状態
  栓子:上流から流れてくる何か
  栓子のいろいろ
上流で剥離した血栓が栓子になることが多い
   細菌・細胞(脂肪細胞が多い)・寄生虫
   珍しいものとしてガス(空気)がある
 血栓症か塞栓症かを見極めるのは難しい。

その他の原因
・虚血の原因は全て梗塞の原因となる
 血管の圧迫やしめつけ・血管自体の異常など

梗塞を起こすような塞栓は、通常やや太い動脈に出来る。静脈系に栓子ができた場合、肺に梗塞を起こす。ただし、心臓の中隔欠損がある場合は何処に詰まるかわからない。(交叉性塞栓症)

・梗塞を起こした場所はどうなるか?
脳のような、神経組織の場合は融解する。肝臓のような組織は結合組織が入り込み瘢痕化する。
梗塞の場合は慣習的に大きく2種に分かれる
・出血性梗塞:梗塞部位に出血が合併したもの
 梗塞の中に、血管の閉塞部より中枢側に高血圧を伴う事がある。その圧に耐え切れずに破綻性出血することがある。
 動脈に吻合がある場合に起こりやすい。
 組織圧が低い(柔らかい)臓器に起こりやすい→血管瘤を作り破綻する
・貧血性梗塞:梗塞部位に出欠を伴わないもの
(虚血を起こして梗塞になった)

 壊死瘡の結果
瘢痕を残す
瘢痕:結合組織が増殖したもの
肉芽:瘢痕になる前の状態で、盛んに増殖している状態


 梗塞の転機
凄く小さい梗塞は、貪食細胞が処理をする。
中くらいの大きさ瘢痕の場合、白色っぽい瘢痕を残す。
大きな瘢痕の場合、中心が陥没することもある。

・側副循環(傍側循環):血管の狭窄・閉塞が起こった時にバイパスを通し血液を流す。
?専用の迂回路を使う場合
 例:吻合枝がバイパスの役割をする
 吻合枝を持たない動脈を終動脈(エンドアーテリー)という
 珍しいものとして、胎児が成長過程で、動脈を圧迫したとき何本もバイパスを作り壊死からまのがれる。
?本来、迂回路ではないが迂回路として使う場合
例:門脈圧亢進によるメデューサの頭

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