組織内の出血/止血の機序
□組織内への出血
皮下出血などは色素を残す。出血により色素を残す事を広い意味でヘモクロマトーシスという。
ヘモグロビンがヘモジレリンとヘモトイジンに分解される。鉄を含んだものをヘモジレリンという。これらは、マクロファージに処理され、青あざは消える。
ヘモジレリンが残るがこれをヘモジレローシス、ヘマトイジンが残れば褐色を残す(狭義のヘモクロマトーシス)。
小さな出血は血餅を作ることなく止血する理由は、
a.血管自体が収縮する作用がある
b.血管が破れるようなときは交感神経が緊張し血管が収縮する
□止血の機序
血管の内面を覆うのは、内皮細胞で、白血球・リンパ球とかかわりの深いものである。内皮細胞は、赤血球・血小板と反発しあう作用がある(正常な血管壁に赤血球などがくっつく事はない)。
内皮細胞が欠損すると、
a.欠損部に血小板がくっつく。
b.血液中のフィブリノーゲンが化学反応でフィブリンになる
c.欠損部の血小板にフィブリンが付着し網状になる
d.網状になると、血液中の赤血球・白血球を捕まえる
程度(血栓の大きさ・段階)により名前が変わる
白色血栓:網に最初に捕まるのは白血球なので
混合血栓:次第に赤血球も捕まるようになる中間的なもの
赤色血栓:血栓の大きな物は赤血球を多く捕まえたもの
・かさぶたは、体表に出た赤色血栓である