ウィルスの病原性 かぜ・インフルエンザウィルスについて
ウィルスの病原性
a.感染症としての病原性
b.感染性アレルギー
c.慢性感染による癌(腫瘍)を引き起こす。
催腫瘍性:宿主細胞のDNAが傷つき癌細胞に変化する。原発性の肝臓癌、成人T細胞白血病はウィルス感染が原因である。
風邪症候群(急性上気道感染症)について
上気道:鼻腔、咽頭、喉頭、(気管上部)
下気道:気管支(気管下部)、肺胞、胸膜
原因:99%がウィルスによる。現在30種類程度知られている。
日常的にちょっと流行る風邪はライノウィルスが原因となることが多い。その他、EBウィルス、インフルエンザウィルスなど。
感染源:患者から移る
感染経路:直接感染→接吻、性行為、飛沫感染など
間接感染→空気感染
感受性のある個体:定着・増殖を許す個体
感染防御:進入・定着・増殖の1つ、あるいは全てを排除
潜伏時間:48?72時間
症状:前駆症状が見られることもある。
全身症状(発熱・食欲不振・倦怠感・筋肉痛)が見られる。
鼻炎:くしゃみ、鼻汁、鼻詰まり
咽頭炎:喉の痛み・違和感・乾燥感・燕下痛
喉頭炎:嗄声、喀痰、単発性の乾性咳
☆続発症:気管支炎、肺炎などの下気道への感染
気管支炎:連続性の湿性の咳
肺炎:呼吸困難、胸部の圧迫感、チアノーゼ
☆遠隔部位への転移性感染:中枢神経系、髄膜、脳に炎症、その他、肝炎・膵炎、精巣・卵巣などへの炎症が比較的多い。先行感染と転移性感染の間にインターバルがある場合がある。
臨床的な課題:風邪を風邪で終わらせる。続発症・転移性の感染症を起こさせない。
インフルエンザの語源は「影響」という意味である。
定点検査:感染症サーベランス委員会が国内のインフルエンザなどを調べ予想する。
治療:安静、睡眠、水分・栄養補給、対処療法で、患者の体力を温存、感染・発祥の早い時期であれば、抗インフルエンザウィルス薬が効果的
予防接種を受けると軽症ですむ。
感染症(顕性感染)
潜伏期→前駆期→増悪期→極期→寛解期→回復期
再発→回復期をすぎ治癒したが再び発症
再燃→寛解期・回復期の状態で極期に戻る